補聴器の機能

補聴器の機能

補聴器の基本機能は音を増幅して、使用者に聞き取り易い音を提供して、他人の言葉を理解して話します。伝音性難聴の人には、補聴器が十分の音量を提供すれば、言葉の理解と聞き取りを向上させます。しかし、感音性と混合性難聴の人には、閾値が上昇し(聞こえる音が小さくなる)、耐えられる音量は小さくなり、ダイナミックレンジ(聴取できる最小音量と最大音量の範囲)も縮小します。たとえ音量が大きくても、聞こえつらいです。静かな場所では大丈夫ですが、うるさい所や路上では特別な機能の補助が必要です。デジタル補聴器ではいろな機能が備えてあり、それらの難点を克服できます。

ノイズリダクションNR (NOISE REDUCTION)

静かな環境では効率的に背景の騒音を低減し、会話を邪魔する騒音を一定程度抑え、聞こえの質量を上げます。
 
 

パルスノイズサプレッサーPNS (PULSE NOISE SUPPRESSOR)

補聴器を装用されている方にとって不快な音として感じられやすいのは、日常生活の中で不意に発生する突発的な音(衝撃音)、または食器を使用したときなどに発生する音です。PNSはそれらの騒音を検知し、会話音や本来必要とされる環境音にはほとんど影響を与えず、不快な衝撃音、騒音を軽減します。

ハウリングキャンセラー(AFBC α)

補聴器から出力された音が再び補聴器のマイクに入り、繰り返し増幅されることでハウリングが発生します。ハウリングキャンセラー(AFBCα)はハウリングを抑制するために、逆位相方式と周波数シフト方式を搭載しました。2つの方式を併用することで、装用利得を約25dB上げることができます。
 

SSSサウンド·スペクトル·シェイピング語音增強

SSSとは、音の周波数スペクトルの形状を加工し、凹凸を強調する機能です。周波数スペクトルは音の知覚に必要な情報で、SSS機能がそのコントラストを強調することにより、聞き取りやすい音に加工します。
 

おまかせ回路

補聴器の電池は一般的な電池に比べ、プラスとマイナスがわかりにくいです。電池を交換する時もし間違えたら、補聴器が作動しないだけではなく、壊れる可能性もあります。
特に高齢の方には目がよく見えない、手が震えるため、うまく交換できません。もっと簡単に電池交換ができるようにと、リオネットはおまかせ回路という機能を開発し、電池をどちら向きに入れても作動するようにしました。
「電池交換が簡単になった」とお客様からも好評をいただきました。
おまかせ回路はリオネットの独自テクノロジー、難聴者にとっては欠かせない便利な機能です。