1.補聴器がきちんと耳の穴に装着されていないと、補聴器を落としてしまったり、ハウリングが起こったりすることがあります。
2.個人差がありますが耳の穴(外耳道)はまっすぐではなく、曲がっています。
補聴器を単に耳に差し込むだけでは、抜けてきてしまうことがありますので、しっかりと奥まで入れてください。
最後に、指で補聴器を後方から自分の鼻の方向(顔の方向)に押すようにすると、耳の穴の奥まで入りやすくなります。
補聴器専用電池
ポケット型補聴器以外の補聴器には、ボタン型の空気電池を使用します。
電池の性能を十分発揮するためには、以下の注意点があります。
冬場における空気電池の使用上の注意
暖房器から発生する二酸化炭素は、電池の電解液を劣化させるため、本来の電気性能が発揮できません。暖房器を使用している部屋や、人が多い部屋では、電池の寿命が短くなる可能性があります。
また、気温が低く電池が冷えていると動作に影響が出ます。
冬場は、暖房器を使用している部屋の換気を十分に行い、電池が冷えている場合は体温で暖めてから使用してください。
カタログや取扱説明書の電池寿命
カタログや取扱い説明書の電池寿命は、補聴器の設定を一定の条件にして連続使用したときの値です。ご使用になる方の聴力に合わせた設定状態や、使用する環境の音によって電池寿命は変わります。
補聴器が故障した時
電池が原因ではなく、補聴器が故障している場合もあります。1日や2日など極端に短い期間で電池がなくなる場合は、補聴器販売店へ点検を依頼してください。